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橘 左近(たちばな・さこん)

<原作>
 写楽麿

 ※作品名 『人形草紙 あやつり左近』

<紹介>
 増刊ジャンプ(スプリングスペシャル)に掲載後、週刊少年ジャンプで連載がスタートした。古典芸能の人形浄瑠璃という漫画では珍しい題材を、面白く描いている。

 主人公は、文楽人形遣いの人間国宝と言われる橘左衛門を祖父にもつ、橘左近。口下手でおとなしい性格のお坊ちゃまだが、相棒の右近を手にすると、別人のごとく人形遣いの才能を発揮する。

 相棒の右近は、明治2年名人人形師・3代目卯之助に作られた傑作童人形。まるで命を吹き込まれた1人の人間のように、左近の腹話術であやつられる。口が悪く、おしゃべり。とにかく明るい性格。

 事件が起こったときに登場するのが、警視庁捜査一課の警部補で、左近の叔母さんにあたる橘薫子。明るい性格だが、少々おっちょこちょいなところも・・・。いつも、左近に助けられて事件を解決する。

 『人形遣いは人間遣い 腹話術は読心術 真似るのは声色だけでなくその内なる声』というお祖父さんに教えられた言葉を忠実に守り、犯人の立場になったり、被害者の立場になったりしてその時の状況を作り出し、真実を暴く。プロファイリングを、より映像的に見せているのだろうが、ちょっと、怖い。

 ただし、推理そのものは論理的であり、少年とは思えない洞察力で事件に挑むので、そこはご愛嬌で。

 映像化はWOWOWでアニメ化が実現した。下記は、作成スタッフによるアニメ版・人形草紙 あやつり左近の紹介である。

 『アニメ版・人形草紙 あやつり左近は陰陽の対比で構成されている。物静かな橘左近と、陽気な童人形右近のキャラクターコンビ。町や村の穏やかな風景と、事件の起こる陰気な舞台。そして、暗く悲しい過去とそれを乗り越え、明るい希望を持つ未来。その対比が作品にメリハリを持たせている。』

橘左近と右近


作品一覧(コミック)
001廃校の復讐鬼 002豆州弐面鬼傀儡地獄 003信州百狐血雨地獄 004埃及大王呪術地獄
005夢話悲恋幻想奇譚 006浪速写真師聖書地獄
作品一覧(アニメ版オリジナル)
001薪能薫悲恋情 002奥飛騨幽霊奇譚 003恋花時雨咲乱舞

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